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【2027年度】福井市の中学受験|高志中学・附属中の入試と塾選び|福井駅前KOGE塾

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【2027年度】福井市の中学受験|高志中学・附属中の入試と塾選び|福井駅前KOGE塾

【2027年度】福井市の中学受験|高志中学・附属中の入試と塾選び|福井駅前KOGE塾

2026/10/07

2027年度版 福井の中学受験 附属中・高志中ガイド。こげ先生と子どもたち。

こんにちは!福井市・福井駅前の学習塾、KOGE塾のこげ先生です☺️

「附属中と高志中って、結局どう違うんですか?」
「うちの子も受験した方がいいのかな?」
「学校のテストはできるけど、中学受験って別の勉強が必要?」

福井市で中学受験を考え始めると、学校選びだけでなく、塾でどんな対策ができるのかも気になりますよね。

しかも調べてみると、学校の情報、入試の日程、塾の解説があちこちにあります。

読み進めていたら数年前の記事だった……ということもあります。情報収集だけで、保護者の方の受験も始まっているように感じますね。笑

そこで今回は、福井大学附属と高志中の学校選びから、入試、勉強の進め方、家庭での関わり方まで、ひとつの記事にまとめました。

先に僕の考えを言うと、学校を選ぶときに大切なのは、「その学校に入った自分を、子ども自身が楽しみにできるか」です。

もちろん入試の難しさも気になります。でも、合格した後には毎日の学校生活が待っています。その生活まで想像しながら、読んでいただけたら嬉しいです!

※入試情報は2026年10月7日確認、2027年4月入学(令和9年度)向けです。実際に試験を受けるのは2026年秋〜冬。

年度をひとつ間違えると日程も変わるので、ここは注意してくださいね。出願時は必ず当該年度の公式募集要項を確認してください。

1 附属中と高志中の違いをまず整理しましょう

普段「附属中」と呼んでいる学校の正式名称は、福井大学教育学部附属義務教育学校。

小学校に当たる前期課程と、中学校に当たる後期課程がつながる9年間の学校です。外部の小6生が受けるのは、7年生への編入学選考になります。

一方の福井県立高志中学校は、高志高校とつながる併設型の中高一貫校です。

比較すること 福井大学附属 高志中
学校の区分 国立の義務教育学校 県立の中学校
一貫教育のつながり 小学校段階と中学校段階の9年間 中学校と高校の6年間
外部からの募集人数 第7学年40名程度 90名
筆記の選考 国語・算数 適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
話す・関わる選考 小集団活動 個人面接
中学校段階を終えた後 進学する高校を選び、受験に備える 原則として高志高校へ進学

附属の募集人数には、ギフテッド型入試枠の若干名を含みます。学校全体の学年人数が40名、という意味ではありません。

高志の適性検査は、ざっくり言えば国語・算数・理科・社会の学習を土台にした内容。

ただし、独立した4教科のテストを4つ受ける形式ではありません。この後で詳しく説明します。

出典:附属の学校紹介/附属の募集要項掲載ページ/高志の募集要項掲載ページ/高志の学校案内・FAQ

2 学校選びは入学後の学びから考えましょう

こげ先生と親子がパンフレットを見ながら学校選びを相談するイラスト

「どんな学校生活を送りたい?」お子さんの気持ちも一緒に考えてみてください。

附属は自分で問いを持ち仲間と探究する学び

附属の校訓は「自主協同」。学校の教育方針でも、自分で学ぶこと、人と対話すること、社会と関わりながら考えることが重視されています。

大学の附属学校として、教育研究や教育実習の役割も担っています。

「教わったことを覚えて、正解を出す」だけでなく、自分たちでテーマを考えたり、意見を交わしたりする学びに関心があるなら、ぜひ授業を見てほしい学校です。

ここで気をつけたいのが、「自由そうだから勉強は楽そう」という見方です。

自分で考えることには、結構な力が必要です。誰かに手順を全部決めてもらう方が楽なときもありますね。笑

僕なら学校見学で、子どもたちがどんな話し合いをしているか、先生がどんな問いを投げかけているかを見ます。

そして見学後に、「あの授業、自分もやってみたいと思った?」と聞きたいですね。

出典:附属の教育方針と学校の役割

高志は6年間を見通した学習と探究

高志は、中高のつながりを生かした教育が特徴です。

公式の教育課程では、数学・理科・英語を中心に授業時間を増やし、中3で高校内容の一部に取り組むことが示されています。

ただ、「先取りが速い学校」というだけでもありません。

英語で自分の考えを伝える授業や、地域・社会について考える「高志学」など、学びを広げる仕組みがあります。

中高6年間という時間の使い方に魅力を感じるか。授業についていくために、自分でも学習を続けたいと思えるか。ここを親子で話してみてください。

「高校受験がないから、入ったら勉強は一安心」とお考えの場合は、入学後の学習についても確認しておきましょう。

入学後も、分からないところを質問し、復習する毎日は続きます。

なお、高志高校では、内進生と高校から入学した生徒の混合クラスが編成されています。

先行学習をしている科目では講座を分けるなどの対応があり、「高校でも全ての授業が同じ」「ずっと完全に別」という説明では正確ではありません。

出典:高志の教育課程/学校案内・FAQ

附属か高志かを性格だけで決めつけない

「附属は活発な子、高志は勉強が得意な子」というように、きれいに分けたくなるかもしれません。

ただ、子どもの個性は、それほど単純に分けられるものではありません。

静かでも、自分の興味があることならとても深く考える子もいます。勉強が得意で、人と何かを作るのも大好きな子もいます。

学校の名前やイメージに子どもを当てはめるより、実際の授業や生活を見て、本人が何に惹かれたかを聞く。僕はその順番で考えたいです。

僕が動画で話した高志の魅力

中村先生との対談で、僕が高志に惹かれる理由として話したのは、塾で接する高志高校の生徒たちが楽しそうだったことです。

勉強だけでなく、行事や友達との時間も楽しんでいる。その姿が印象に残っていました。

もちろん、僕の周りの生徒から受けた印象で、全員の学校生活を表すものではありません。

でも、進学実績の数字だけでは見えない魅力は、こうしたところにもあると感じています。

「入ったら、どんな毎日を過ごせそう?」という目線も、学校選びに入れてみてください。

 

3 併願を考える前に附属の応募条件を確認しましょう

ここは、受験勉強を始める前に知っておいてください。

附属は、合格した場合に入学することを応募条件にしています。

2027年度入学向けの日程では、附属の選考が11月、高志が12月です。

ただし、試験日が重なっていないことと、両方の合格を確保してから自由に選べることは別です。

「とりあえず附属に合格しておいて、高志の結果が出てから決めよう」

この前提では受験計画を立てられません。

附属を受けて不合格だった場合に、高志への出願を検討する流れはあります。

その場合も、高志に必要な理科・社会や個人面接の準備は、附属の結果が出る前から進めておく必要があります。

なお、附属の前期課程に在籍する子の進路については、外部から7年生に編入する今回の話と分けて、学校に確認してください。

まず第一志望と、合格した場合の進学意思を親子で決める。迷いが残るときは、学校に条件を確認した上で出願しましょう。

出典:附属の令和9年度募集要項

4 2027年4月入学向けの日程と出願

附属の日程

手続き・選考 日程
願書受付 2026年10月13日(火)〜16日(金)。16日の消印有効
選考 11月7日(土)8:45〜12:30
当日の受付 8:20〜8:40
合格発表 11月19日(木)14:00〜、学校ホームページ
合格手続き 同日17:00〜18:30、学校で実施

附属の出願は、所定の書類を受け取り、簡易書留で郵送する方式です。募集要項がネットで見られても、願書の準備までネットだけで済むと思わないでくださいね。

学校説明会に参加していない場合の書類配付は、9月24日以降の平日9:00〜17:00、事務室窓口で案内されています。

検定料は5,000円。小学校に作成してもらう調査書も必要です。

特に気をつけたいのが、合格発表の日の夕方に、合格手続きもあること。お仕事の調整も含めて、早めに予定に入れておいてください。

出典:附属の入試情報・募集要項

高志の日程

手続き・選考 日程
小学校への調査書作成依頼 2026年10月30日(金)まで
出願 11月20日(金)6:00〜26日(木)16:00
適性検査 12月12日(土)
個人面接 12月13日(日)
結果発表 12月21日(月)15:00〜、出願システム
合格者の保護者説明会・入学確約書提出 2027年1月9日(土)

高志は、ネットでの登録、入学審査料2,200円の納付、必要書類の簡易書留郵送が必要です。

ネット入力だけで手続きが完了するわけではありません。郵送書類は出願最終日の消印が有効です。

県外から受験する場合には事前の連絡・申請があり、受験上の配慮が必要な場合にも手続きがあります。

該当する方は、通常の出願より前に募集要項を確認してください。

出典:高志の令和9年度募集要項・出願の手引き

当日の準備は学校別に

受験票・志願者票、持ち物、集合場所、移動手段は、各校の案内を見て準備しましょう。同じ中学受験でも、使える文房具や当日の指示は同じとは限りません。

下見は、できれば実際の登校に近い時間帯に行うことをおすすめします。福井は冬の通学も考えたいですよね。

晴れた休日の昼間だけで「余裕で通えそう」と判断せず、冬の状況も含めてご検討ください。

5 附属の入試と対策

附属の選考は、国語・算数の学力検査、小集団活動、調査書によって行われます。

学力検査の範囲は、募集要項では小6の9月末までに学習した内容とされています。

ここで、受験するみんなへ。「2教科なら楽そう」と思った人。ちょっと待って。笑

教科が少ないことと、問題が簡単なことは別です。国語と算数にしっかり向き合い、その上で人と一緒に考える準備も必要になります。

出典:附属の募集要項

国語は読む力と答えにする力を分けて練習する

地域の塾の入試報告では、長文読解や記述、作文、漢字・語彙などが取り上げられています。

ただし、受験生への聞き取りに基づく情報もあり、問題数や細かな形式まで毎年同じとは考えないでください。

対策では、文章を読んだ後に、次の3つを確認してみてほしいです。

  • 問題は何を聞いているか。

  • 答えの根拠は本文のどこにあるか。

  • その根拠を使って、質問に合う答えを書けているか。

例えば「主人公はなぜ行動を変えたのか」と聞かれているのに、出来事だけを説明して終わる。文章は理解していても、これでは理由に答えきれていません。

「だいたい分かった」で止めず、分かったことを、相手に伝わる一文にする。ここまで練習して初めて、答案を書く力になります。

読書も大切。ただ、読書をしているだけで記述の練習まで済むわけではありません。読書と問題演習は、両方取り入れたいですね。

参考:英心うえの塾の国語対策/英心塾の2025年11月実施入試の聞き取り報告

算数は計算を安定させて図や式で整理する

僕なら、まず計算、割合、比、速さ、図形、規則性などの理解を点検します。何となく公式を覚えているだけの単元を、そのままにしないことが大切です。

例えば、値引きの問題で大切なのは、「20%引きだから0.8をかける」と覚えることだけではありません。

「元の値段を100%としたとき、払うのは何%?」
「何をもとにした割合?」

ここを説明できるかです。

図形なら、補助線を引く。長い文章題なら、線分図や表にする。規則性なら、具体的にいくつか書き出す。

頭の中だけで解こうとせず、条件を紙の上に出す習慣をつけましょう。

LEAFの2025年11月実施入試の報告では、円や縮尺、規則性、考え方の記述などが紹介されています。

これは対策の参考にはなりますが、次の入試で同じ単元が中心になるという予告ではありません。

特定の単元だけに賭けず、基礎の穴を埋めながら、初めて見る設定でも整理できるようにしたいですね。

参考:個別ゼミLEAFの附属入試分析

小集団活動はみんなで課題を進める練習を

こげ先生が見守る中、子どもたちが小集団活動の練習で意見を出し合うイラスト

小集団活動の練習イメージ。話すことも、聞くことも大切に。

附属の小集団活動では、自主性・創造性・協力性が観察されます。

ここから考えると、「とにかくたくさん話す」「絶対にリーダーになる」という練習だけでは足りません。

人の意見を聞くことや、その意見を使って話し合いを前に進めることも練習したいところです。

例えば、練習用にこんな課題を用意します。

「学校図書館をもっと使ってもらうための企画を、グループで考えよう」

これは実際の入試問題ではなく、練習例です。

自分の案を出す。理由を話す。友達の案と比べる。時間を見ながら、全員でひとつの提案にまとめる。

その中で、「その案なら低学年の子も参加できそう」「あと3分あるから、最後に紹介する内容を決めよう」と関われたらいいですね。

おとなしい子も、いきなり別人のようにしゃべる必要はありません。まずは、自分の考えを一度伝えること、人の発言にひとこと反応することから始めましょう。

これは学校が公表した細かな採点基準ではなく、僕が勧めたい練習の方向です。

なお、ギフテッド型入試枠も設けられています。

得意分野と対人関係などの困りごとを含む条件や、入学後の支援の趣旨があるので、「成績が良ければ使える特別枠」と自己判断せず、募集要項の別紙を読んで学校に相談してください。

6 高志中学受験|適性検査と個人面接の対策

高志の筆記は適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで、各50分・100点。個人面接は10分程度・50点です。

合計すると350点になります。調査書は参考資料として扱われます。

選考 大まかな内容
適性検査Ⅰ 文章を読み、内容や考えを捉えて表現する
適性検査Ⅱ 数量や図形について考え、筋道を示す
適性検査Ⅲ 資料から自然や社会の現象を考える
個人面接 自分の言葉で考えを伝え、やり取りする

出典:高志の令和9年度募集要項

適性検査だから知識はいらないとは考えない

「思考力の検査なら、教科の勉強よりひらめきが大切ですか?」

僕は、まず教科の基礎を固めることを勧めます。割合の意味が曖昧なまま、割合を使う資料問題を考えるのは難しい。

言葉の意味が分からなければ、文章を比較する前に止まってしまいます。

知識を覚えることと、その知識を使って考えることをセットにする。これが大切です。

英心うえの塾の分析でも、文章や図表を読み取る力、条件を整理する力、説明する力が挙げられています。

ドリルのように短い問題だけでなく、少し長い設定から必要な情報を取り出す練習につなげましょう。

参考:英心うえの塾の適性検査分析

適性検査Ⅰは本文の考えと自分の意見を混ぜない

読解問題で問われているのが筆者の考えなら、まず本文に沿って答えます。自分の意見を求められたときは、その意見と理由を示す。

ここが混ざると、立派な文章を書いていても、設問への答えから外れてしまいます。

練習するときは、設問の「理由」「違い」「あなたの考え」などに印をつけてみてください。

書き終わったら、「聞かれたことに答えている?」と読み直す。そのひと手間を大切にしてください。

作文では、難しい言葉を並べるより、主張・理由・具体例をつなぐ練習がおすすめです。

適性検査Ⅱは条件を整理して解き切る

長い問題文を見て、最初から気持ちが負けてしまう子もいます。

そんなとき、僕は生徒にこう伝えます。全部の文章を一度に頭へ入れなくていい。「何が分かっている?」「何を求める?」を分けて、図や表に書いてみよう。

福井育英センターの2026年度入試分析では、速さや整数、規則性、立体図形などが紹介されています。

計算の正確さに加え、条件の処理や図形の捉え方が重要な練習課題になります。

僕なら、解けなかった問題を次のように分けます。

つまずいた場所 次にすること
用語や単元の意味が分からない 基本例題に戻る
問題文を整理できない 図・表・書き出しを練習する
方針は合っているが計算を間違える 途中式と計算手順を見直す
解けるが時間がかかる 同じ考え方の問題で処理を練習する

「算数が苦手」で終わると、何を直せばいいか分からない。苦手をもう一段細かく見ると、次の一歩が決まります。

適性検査Ⅲは理科と社会の理由まで考える

理科なら、実験で変えた条件と、そろえた条件は何か。結果から何が言えて、何はまだ言えないか。

社会なら、グラフの単位は何か。人数なのか割合なのか。比較する年や地域はそろっているか。

例えば「利用者が増えた」というグラフがあっても、それだけで「新しい広告が成功した」とは言い切れません。別の理由もあるかもしれません。

資料に書かれている事実と、自分が考えた理由を分ける。日頃からこの練習をしたいです。

ニュースも、固有名詞を覚えるだけで終わらず、「誰が困っている?」「解決すると何が変わる?」と話してみましょう。

時事問題の予想に偏りすぎず、教科の基礎を使う練習につなげてください。

参考:福井育英センターの2026年度入試分析

個人面接は用意した文章を読む練習で終わらせない

こげ先生を相手に男の子が個人面接を練習するイラスト

個人面接の練習イメージ。自分の言葉で、聞かれたことに答えよう。

高志の現在の面接は個人面接です。過去の集団面接の情報と混同しないでくださいね。

志望理由を整理しておくことは大切ですが、それだけで準備完了ではありません。

福井育英センターの過年度報告には、事前に課題を考えてから答える形式も紹介されています。質問数や準備時間などは、その年度の実施例として捉えましょう。

練習例としては、こんな質問が使えます。

「クラスで意見が分かれたとき、あなたならどうしますか?」

まず自分の考えを言う。次に理由。必要なら経験や具体例を添える。最後まで聞いてもらったら、「どこが分かりにくかった?」と感想をもらう。

大人が作った完璧な答えを暗記すると、少し聞き方が変わっただけで困ってしまうことがあります。

本人が理解している言葉で、聞かれたことに答える練習をしましょう。

7 倍率や偏差値はどう見ればいい

高志の2026年度入学者選抜は、公式発表で出願者221名、受験者217名、合格者90名でした。

  • 出願者数を定員で割った倍率:約2.46倍

  • 受験者数を合格者数で割った実質倍率:約2.41倍

どちらも「倍率」と呼ばれることがあるので、数字だけを比べず、何を何で割った値なのか見てください。

これは2026年4月入学者の結果で、これから行われる2027年度入試の倍率ではありません。

出典:福井県の2026年度選抜実施状況

そして、倍率が2倍台だからといって、その子の合格可能性が単純に半分程度という意味でもありません。

準備してきた内容、得意不得意、当日の答案によって変わります。

附属についても、「毎年だいたいこのくらい」という昔の数字を、今年の確定情報として扱わないようにしましょう。

偏差値も、受ける模試や参加者が違えば意味が変わります。高校受験の偏差値と中学受験の偏差値を、そのまま並べることもできません。

僕なら判定だけでなく、どの問題を落としていて、どの失点なら次に減らせそうかを見ます。

模試を受けた日に落ち込んでしまうのは、自然なことだと思います。翌日以降は、直せるところを一緒に探していきたいですね。

8 いつから何を勉強すればいい

僕のおすすめは、小4〜小5のうちに学習の土台と習慣をつくり、小6では志望校に合わせた演習に時間を使えるようにすることです。

ただし、「小5から始めないと絶対に無理」という意味ではありません。始める学年だけでなく、その時点の力と、残された時間の使い方を見ます。

時期 学習の重点
小3〜小4 計算・漢字・語彙、文章を読む習慣、分からないことを調べる経験
小5 算数の基本単元、読解と短い記述、学習習慣の安定、学校見学
小6春〜夏 未習・苦手単元の整理、志望校形式の把握、説明する練習
小6秋〜直前 時間を測る演習、解き直し、小集団活動・面接、出願準備

この表は学習計画の一例です。先取りは、問題集を最後まで進めること自体が目的ではありません。「終わったけど解けない」だと、結局戻ることになります。

小6から始めるなら現在地を先に調べる

焦って問題集を何冊も買う前に、まず次を確認します。

計算は安定しているか。割合や比を説明できるか。少し長い文章を読めるか。短くても自分の答えを書けるか。

その上で、受験までに優先して直すところを決めましょう。

動画でも、小6から間に合うかどうかは、その子のそれまでの積み重ねによる、という話をしました。

受験勉強を始めた時期が同じでも、読書の習慣、言葉の理解、計算の安定度は違います。

だから、「あの子は夏からでも受かったから、うちも大丈夫」とは一概には言えません。

逆に、今すぐ問題が解けないからといって、伸びしろまで否定する必要もありません。

動画では「地頭」という言葉も使っていますが、この記事で伝えたいのは、才能の一言で決めつけることではありません。

今できることを見て、足りない練習を具体的に決めることが大切だということです。

▶ 動画で見る|小6からの中学受験、何から始める?

該当箇所:24:10〜26:45。
YouTubeで24:10から見る

今が小6の秋なら、年間計画を最初から全部やり直す必要はありません。

附属志望なら国語・算数・小集団活動に、高志志望なら理社を含む適性検査と個人面接に、残り時間をどう配るかを具体的に考えます。

毎日何時間より何ができるようになったか

勉強時間は必要です。ただ、机に向かった時間だけでなく、学習の中身も大切にしたいと思っています。

例えば、家庭学習90分を確保できる日の一例なら、計算・漢字15分、算数30分、国語25分、解き直し20分。

高志志望なら、曜日によって一部を理社に替えるなど調整します。これは合格に必要な一律の時間ではなく、組み方の例です。

「今日は3時間やった!」に加えて、「昨日できなかった割合の問題を、自分で解けた!」が言えるといいですね。

睡眠や学校生活を崩すほど増やす前に、学習内容と復習のやり方を見直しましょう。

9 過去問と模試の使い方

高志には学校別の市販過去問題集があります。例えば教英出版の2027年春受験用は、過去5年分を収録しています。

購入するときは、対象年度と収録内容を確認してください。

出典:教英出版の書誌情報

使うときは、次の順番がおすすめです。

  1. まず問題を見て、何を求められる試験か知る。

  2. 必要な単元を学び、時間を測って取り組む。

  3. 間違えた理由を確認する。

  4. 数日後に、解説を見ずに解き直す。

  5. 同じ考え方を使う別の問題で確かめる。

全ての年度を最初から使い切らず、直前の通し練習用に残しておくのもよい方法です。

解説のどこを見れば自分で解けるようになるのか

動画で僕が特に力を込めて話したのが、ここです。

解き方を理解するだけでなく、その解き方を選ぶきっかけまで振り返ってほしい。

ここは、勉強しているみんなにも伝えたいところです。解説を聞いたら分かる。でも、一人だと最初の一手が出ない。そういう問題、あるよね。

例えば規則性の問題で、解説に「6個ずつのまとまりに注目する」と書かれていたとします。

そこで6個のまとまりを覚えるだけでは、次の問題には使いにくくなります。

「どの並びを見て、同じものが繰り返していると気づけた?」
「最初に何個か書き出していたら、自分でも見つけられた?」

そこを振り返るんです。この例は説明用に作ったものですが、復習の考え方は同じです。

次に似た問題が出たとき、自分で試せる行動がひとつ増えたか。僕はここを大切にしたいですね。

▶ 動画で見る|解説を聞いて終わらない、復習のコツ

該当箇所:27:26〜29:31。
YouTubeで27:26から見る

附属の入試については、地域塾が受験生の聞き取りから出題をまとめている例があります。

実際に公表された問題、聞き取りによる再現、塾が作った予想問題は、それぞれ性質が違います。

「去年これが出たから今年もこれ」と狭く絞るより、読解、計算、条件整理、記述の力をつける材料として使いましょう。

参考:英心塾の聞き取り報告

模試も、受けっぱなしはもったいないです。成績表が返ってきたら、次に直すことを3つ程度に絞る。

「割合」「時間配分」「記述の理由不足」など、翌週の勉強につながる言葉にしてください。

10 通学と費用も学校選びの大事な条件

毎日の通学を具体的に考える

附属は、保護者と同居し、徒歩や公共交通機関で午前8時までに無理なく登校できることなどを応募条件にしています。

自転車についても条件があります。保護者が毎朝車で送ればよい、と自己判断せずに確認してください。

高志にも居住等の出願条件があり、県外からの受験には事前手続きがあります。

出典:附属の募集要項/高志の募集要項

親子で調べたいのは、家を出る時刻、乗り換え、帰宅時刻、冬の移動、部活動や習い事との両立です。

往復の通学時間が変わると、家で休める時間や勉強に使える時間も変わります。学校選びは、毎日の暮らしを考えることにもつながります。

授業料だけで判断しない

高志の公式FAQでは、給食費、教材費、研修旅行積立金、PTA会費などを含む学校諸会費として、月約3万円が案内されています。

金額は変動する場合があり、これだけで全ての支出が賄えると考えないでください。

出典:高志の学校案内・FAQ

附属の費用も、最新の学校資料で確認しましょう。二校を比べるときは、次を同じ条件で見積もると分かりやすいです。

  • 入学時の制服・用品などの費用

  • 毎月の学校納付金

  • 交通費

  • 行事・研修などの費用と、月々の積立に含まれる範囲

  • 塾や習い事を続ける場合の費用

月額だけでなく、最初にまとまって必要な金額も聞いておくと、準備しやすくなります。

11 よくある質問にこげ先生が答えます

学校のテストで100点なら合格できる

100点を取れるのは、もちろん素晴らしいことです!

ただ、普段のテストと、初めて見る長い文章や資料を制限時間内に処理する問題では、求められる経験が違います。

まずは志望校に近い問題に触れてみましょう。「100点だから大丈夫」とも、「最初に解けなかったから無理」とも決めず、違いを知るところからです。

高志中学・附属中の受験に塾は必要ですか?

通塾そのものが受験資格ではありません。

家庭で学習を進められて、記述の確認や話す練習までできるなら、家庭学習を中心に考えることもできます。

ただ、小集団活動の練習や、第三者に答案を見てもらう機会は別に確保したいですね。

塾を選ぶなら、「難しい問題を教えてくれるか」だけでなく、答案を見てくれるか、解き直しまで確認してくれるか、志望校の現在の形式に対応しているかを聞いてください。

福井市で中学受験の塾を選ぶときの確認ポイント

高志中学の受験に向けて学習塾を比較するなら、国語・算数の基礎に加え、資料の読み取り、記述、理科・社会、個人面接をどう準備するか確認しましょう。

「高志中対策があります」という案内だけでなく、答案をどのように見てもらえるか、苦手に合わせて何を復習するかまで聞けると、通塾後の学習をイメージしやすくなります。

附属中を目指す場合は、国語・算数と小集団活動への対応を確認してください。志望校によって必要な準備が違うため、同じ「中学受験対策」でも内容を見ることが大切です。

福井駅前で塾を探す際は、授業の曜日・終了時刻、送迎や公共交通機関での通いやすさ、教材費・講習費を含む費用も比較しましょう。体験授業では、お子さんが質問しやすいかも見てください。

英語や英検を最優先にした方がいい

2027年度の募集要項では、両校とも独立した英語の筆記試験は示されていません。

受験までの時間が限られるなら、まず各校の選考内容に合わせて優先順位を決めましょう。

もちろん、英語を楽しく学ぶことまでやめる必要はありません。入試対策と、入学後につながる学びを分けて考えると整理しやすくなります。

出典:附属の募集要項/高志の募集要項

おとなしい子は不利

おとなしいというだけで、受験を諦める必要はありません。

ただ、自分の考えを全く外に出さないままだと、相手に伝わりません。

まずは家で一文、慣れた相手の前で一文、と少しずつ練習する機会をつくってあげてください。

逆に、よく話す子にも「人の話を最後まで聞く」「短く答える」という課題があります。

性格を丸ごと変えようとするより、必要な行動を練習した方が前に進めます。

高志に入ってから藤島など別の高校を目指せる

高志の公式FAQでは、6年間のカリキュラムを前提とし、原則として高志高校に進むことが示されています。

最初から他の高校への進学を強く希望しているなら、その進路希望と高志の教育の仕組みが合うのか、出願前に学校へ相談しましょう。

出典:高志の学校案内・FAQ

大学の合格実績が良ければその学校が一番

進学実績は、学校を知る材料のひとつです。でも、その学校に入れば同じ進路が保証されるわけではありません。

高志の公式FAQでは、内進生と高校からの入学生を分けて進学先を集計していないとされています。

高校全体の数字を、そのまま高志中出身者だけの成果として読まないようにしましょう。

本人が授業に興味を持てるか。困ったときに質問できるか。毎日通えるか。その子が実際に学ぶ姿を想像して選びたいですね。

出典:高志の学校案内・FAQ

高志の6年間と附属から高校受験する道はどう比べる

動画では、高志で6年間学ぶ道と、附属から藤島などの高校を目指す道についても話しました。

僕は、高校受験に向かって目標を決め、計画を立てて勉強する経験にも価値があると思っています。

「あの高校へ行きたい」という気持ちが、勉強に本気で向き合うきっかけになる子もいるからです。

一方、中高一貫の環境で継続して学ぶ良さもあります。高校受験の区切りがない時間を、何に使いたいか。

興味のある分野を深めたいのか、発展的な勉強に取り組みたいのか。そういう話までできると、選びやすくなります。

ただし、附属に入れば藤島への進学が決まるわけではありません。高志に入れば大学受験が自動的にうまくいくわけでもありません。

どちらの道なら、その子が自分の目標を持って学び続けられそうか。僕なら、そこから考えます。

▶ 動画で見る|高志の6年間と、附属から高校受験する道

該当箇所:16:46〜19:20。
YouTubeで16:46から見る

附属に入った後の家庭学習はどう考える

対談では、附属のテストや宿題について、保護者が学習ペースを心配する声にも触れました。

実際の実施方法や量は学年・年度・授業によるため、現在の状況は学校説明会などで確認してください。

その上で考えておきたいのは、学校からの課題以外に、自分の理解度を確かめる機会をどうつくるかです。

例えば、週末にその週の学習を振り返る。間違えた問題を解き直す。模試などで普段とは違う問題にも取り組む。分からないことを相談できる相手を決めておく。

家庭で続けられるなら、その仕組みをつくる。親子だけでは難しいなら、塾などの外部の力も使う。

「附属だから全員に塾が必須」と決めるより、本人に必要な支えを考えたいですね。

▶ 動画で見る|附属に入った後の家庭学習を考える

該当箇所:8:06〜9:27、20:32〜23:37。
YouTubeで20:32から見る / 前半の関連トーク(8:06〜)

12 保護者の方には、お子さんと一緒に作戦を考えていただきたいです

家庭学習に取り組む子どもを母親とこげ先生のキャラクターが応援するイラスト

「どこで止まった?」小さな変化を一緒に見つけてみてください。

子どものためを思うほど、口を出したくなる気持ちは分かります。

「何でまだやってないの?」
「この前も間違えたよね?」
「本当に受かりたいと思ってる?」

言いたくなる日もありますよね。でも、それが毎日続くと、勉強の話をするだけで親子ともに疲れてしまいます。

そんなときは、質問を少し具体的にしてみてください。

「どこで止まった?」
「この問題、図にしたらどうなる?」
「今日は何をひとつできるようにしようか?」

全部を教えられる必要はありません。分からなかった問題を先生に聞けるよう、一緒に印をつけるだけでも、十分な支えになります。

そして、結果だけでなく、行動を見てあげてほしいです。

自分から机に向かった。間違いを消さずに見直した。分からないと言えた。昨日より理由を詳しく書けた。

そういう小さな変化を拾いながら、「前よりできることが増えたね」と伝えてあげてください。

合否が出た後のことも先に話しておきましょう

受験するからには、もちろん合格を目指して本気で取り組んでほしいと思っています。

同時に、別の進路になった場合も、そこでどう学ぶかを親子で話しておきたいです。

結果が出てから慌てて「別に受からなくてもよかった」と言うより、受験前から、どの学校に進んでも応援することを伝えておきたいですね。

中学受験の結果ひとつで、子どもの可能性まで決まるわけではありません。

合格した子には、次の学びを楽しみにしてほしい。不合格だった子にも、それまで身につけた力を、進学先で使ってほしい。

僕は、そこまで含めて中学受験を支えたいと思っています。

13 読み終わったら親子でこの5つを決めましょう

ここまで読んでくださって、ありがとうございます!なかなかの長旅でしたね。笑

情報が増えたところで、最後は今やることを絞りましょう。

  1. 附属と高志、それぞれのどんな学びに惹かれるか話す。

  2. 第一志望と、合格した場合の進学意思を確認する。

  3. 通学条件・費用・出願日程を確認する。

  4. 今の学力を見て、優先して直すところを決める。

  5. 一週間の勉強と、学校別の話す練習を予定に入れる。

まだ志望校が決まっていなくても大丈夫です。「何となく附属」「何となく高志」から、一歩具体的になれば前進です。

福井駅前で中学受験の塾をお探しの方へ|KOGE塾

KOGE塾は、福井市の福井駅前にある学習塾です。高志中学・福井大学附属を目指す中学受験について、学習の進め方や志望校選びのご相談を受けています。

受験対策の内容や通塾については、KOGE塾の中学受験対策をご覧ください。受講料・福井駅前の教室へのアクセスも確認できます。

体験授業をご希望の方は、無料体験のお申込みからご確認ください。受験するか迷っている段階でのご相談は、お問い合わせでも受け付けています。

「受験するかも決まっていない」「今から何をしたらいいか分からない」という段階でも、一緒に整理していきましょう☺️

僕が大切にしたいのは、頑張った先で「前はできなかったのに、できるようになった!」を子ども自身が感じられることです。

動画でも話しましたが、最初から勉強が大好きな子だけを応援したいわけではありません。

「勉強を楽しいと思ったことがない」と聞くと、むしろ燃えるところがあります。

どうしたらこの子が面白いと思えるのか、どうしたら笑顔になれるのか。そんなことを考えたくなるんです。笑

受験のきっかけは、保護者の方からでもよいと思っています。

そこから少しずつ、本人の「知りたい」「できるようになりたい」「この学校へ行きたい」が育っていったら嬉しいです。

▶ 動画で見る|こげ先生が大切にしたい、勉強を楽しむきっかけ

該当箇所:29:39〜31:22。
YouTubeで29:39から見る

自分で目標を持って取り組み、できることを増やしていく。その経験は、中学校に入ってからも、その先でも、自分を支えてくれると思っています。

受験を通して、努力を楽しめるようになってほしい。

最後に、受験するみんなへ。志望校を目指して、一歩ずつ頑張っていこうね!

公式情報と参考記事

日程・応募条件・出願方法は、以下の公式情報で最新の内容を確認してください。

出題や対策を考える際の参考記事です。過年度の報告は、対象の試験年度と実施日を確認してお読みください。

※附属の過去の出題内容には、受験生への聞き取りをもとにした情報が含まれます。

出題の細部や時間を、学校が公表した確定情報として扱ってはいません。また、倍率は福井県の公式発表に基づいて計算しています。

中村先生との対談動画

▶ 動画で見る|中村先生との対談を最初から

学校選びや学習について、こげ先生と中村先生が語ります。

福井の塾長が福井の中学受験をざっくり解説

こげ先生と中村先生の対談です。学校選びや学習についての考え方を、本文の該当箇所に反映しています。

動画内の日程・倍率・学校生活の説明には収録当時の情報や個人の見解が含まれるため、現在の入試制度は本記事掲載の公式資料をご確認ください。

特に、出願順と面接順の関係、小集団活動で有利な役割、合否の原因などについての経験談・推測を、学校が保証する仕組みや採点基準として受け取らないようにしてください。

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